『夢十夜 第一夜』(夏目漱石)寄せて
泪の雫は
海の鍵盤を爪弾き
ふるさとの空へ
旋律の虹をかける
引く波
往く波
百年の諧調をおりなす
それは欠片の記憶
億光年のしらべ
永遠の焔をたたえる
密かやなかなしみ
瞼閉じれば
涯しなき今
星が纏うは
薄衣
闇に抱く
鴇色の花影
泪の雫は
海の鍵盤を爪弾き
ふるさとの空へ
旋律の虹をかける
引く波
往く波
百年の諧調をおりなす
それは欠片の記憶
億光年のしらべ
永遠の焔をたたえる
密かやなかなしみ
瞼閉じれば
涯しなき今
星が纏うは
薄衣
闇に抱く
鴇色の花影