2016-12-10 ひかりの聖堂 飛翔のときか来迎かいのちの糸はいのち享けわが身のさだめ知らされる かがやくそらにいざなわれゆらめく波にあそばれて鼓動たかまりまたしずむ かえらぬ人の影を縫い戻らぬときをしたためて白き調べを弾きくらべ 色をいただく音の波歌を染めるは極楽鳥かさね桜に濃紫 いにしえびとと舞い踊りまもりびとにはこえひそめいま立つものをささえつつ 夢織りなすは薄衣息をわすれる深緑ひかりの恵みかぎりなく ★ 志村ふくみ「母衣への回帰」に寄せて