自分より自分に近い何ものか

ここにいてはならない。

 

天から舞い下りた音の花びらが河面を遍く彩りながら流れゆくが如き響きに、その声を聞いた。

 

親の敷いてくれたレールのまま卒業後の道筋が定められようとしていたときだった。

今へと扉が開かれてゆく序章となった。

 

心の呟きだったのか。

いや確かに、聞いたのだ。

 

 

ベートーヴェン 第9 第3楽章 フルトヴェングラー

https://www.youtube.com/watch?v=yxjFCMaJXGQ

 

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